本文
【第75回丸亀お城まつり】石垣復旧工事現場でイベントを開催しました
令和6年5月3日・4日に、第75回丸亀お城まつりが開催されました。
丸亀城では、平成30年の豪雨により崩落した南西角部石垣の復旧工事を行っていますが、
その現場内を開放し「丸亀城石垣復旧事業現場体験イベント」と題して、様々なイベントを開催しました。
天気にも恵まれ、両日で延べ5,060人の方にご入場いただきました。
各コーナーの様子を紹介します。
体験コーナー
石垣復旧工事ではたらく車に乗ってみよう!
石垣復旧工事現場で活躍するクレーン車やショベルカーに乗車体験ができる、毎年大人気のコーナーです。
自由にレバーやボタンを押したり、写真撮影をしたりできます。
乗車時にはヘルメットも被って、気分は本物さながらの重機オペレーターのようです。
石を割ってみよう!(石割り体験)
約15cm四方の石に、ハンマーで杭を打ち込んで割る体験ができるコーナーです。
最初はおそるおそる杭を打っていた方も、石が真っ二つに割れると、満面の笑顔を見せていました。
各日100個ずつの予定でしたが、両日ともにすぐに定員に達してしまうほどの好評ぶりでした。
工具を使ってみよう!
ラチェットという工具を使って、パイプを組み立てる体験ができるコーナーです。
体験される方の中には、初めて工具を持ったような小さなお子様もいましたが、上手にネジを締めていました。
工事現場の安全を守る服を着てみよう!
熱中症を防ぐ空調服や、墜落制止用器具(フルハーネス)を試着できるコーナーです。
立ち寄った方は気になる服を手に取ったり、職員に質問したりしていました。
見学コーナー
石割実演
石工さんが石を割る様子を、間近で見学できるコーナーです。
現代では、建物の基礎や丈夫な構造体を造るときにはコンクリートを使用するのが一般的ですが、コンクリートが普及する前は石を使用していました。
石を切り出して必要な大きさに加工し、石垣を積み上げる役割を担っているのが石工さんです。
石工さんが石を切り出すときには、まずノミとセットウ(金づち)で矢穴を一列に空けていきます。
次に矢穴の中に矢という楔状の道具を差し込み、矢をゲンノウ(大きな金づち)で叩いて矢穴にめり込ませていくと、石に亀裂が入りパカッと石が割れるのです。
市職員からこのような説明があった後、石工さんが石割実演を行いました。
石工さんが矢を叩き始めて数分後には、徐々に石に亀裂が入り始め、石が完全に割れ落ちた時には、観客からおおーっという歓声があがりました。
石材加工見学
普段は工事現場の外からしか見られない、石材を加工している様子を見学できるコーナーです。
石材を叩くカンカンという高い音が鳴るたびに、道行く方も足を止めて見学していました。