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落ち着いた環境で絵に挑戦していきたい
広島在住/田嶋 里菜さん
静岡県出身の田嶋さんは美術大学卒業後、東京で働いていましたが、忙しい中、絵が描けない毎日に悩んでいました。絵を描きたいという気持ちが、日増しに強くなったという田嶋さんは、HOTサンダルプロジェクトの参加者です。「ちょうどその頃、HOTサンダルに参加経験のある大学の先輩から、島に住めるという話を聞きました。HOTサンダル実行委員会の人に連絡をし、詳しく話を聞く中で、島への移住を決めました」。
島での暮らしは、とても落ち着くと話す田嶋さん。「静かな環境の中で、波や風、生き物の気配を感じながら生活をしていると、想像力がかき立てられ、自然と制作に集中できます」。
今年の春、広島の江の浦港にある看板を田嶋さんがデザインしました。島の日本遺産や瀬戸内海を色鮮やかに描いた看板は、新たなシンボルになっています。市内で個展を開催するなど、精力的に描き続ける田嶋さん。のびのびと描かれる多くの作品は、田嶋さん自身の心を映しているようです。