一貫張

讃岐は弘法大師の里であり、今から約1200年前に大師が柿渋を塗ることを持ちかえったのが讃岐一貫張の始まりです。竹で編んだかごや皿に和紙を張り、柿渋を塗り重ねて仕上げます。うちわと並ぶ丸亀市の伝統工芸品で、六代目万満庵一貫斎を名乗る西谷博樹さんただ一人が昔ながらの伝統的な技法で製作を続けています。

和紙に古書を使うのが特徴で、下張り、中張り、仕上げと小さな製品でも60枚も張り重ね、これに柿渋(5年間寝かせておいた特別製)を塗り、乾燥させてはまた塗ります。独特の光沢ある色を付けるために一度塗っては陰干しする工程を数十回と繰り返すため、一つの製品が出来上がるまで、ほぼ一ヶ月かかります。

画像:一貫張

製品は花器、花かご、銘々皿、盛りかご、小物入れなど素朴な生活雑器が中心で、使えば使うほど風合いを増すところに人気があります。また、茶道具としても有名です。すべて手作りのため、一つとして同じものはありません。最近では、天皇・皇后両陛下がお求めになられたことなどから、全国的に知られるようになっています。

画像:寿銘木根付瓢箪花籠
寿銘木根付瓢箪花籠
(ひさごめいぼくねつけひょうたんはなかご)

画像:寿上箕招福面(ひさごじょうみしょうふくめん)
寿上箕招福面
(ひさごじょうみしょうふくめん)

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